2018SS 上海スピンエキスポ

2018SS 上海スピンエキスポ

2017.02.28-03.02 に上海のSPIN EXPOに行って来ました。

 

今回のテーマは
SATURATION(ぼやけた)
IMPERFECTION(不完全)
DISTORTION(ねじれ)
PIGMENTATION(色素沈着)
EXPLOSION(爆発)

の5つに分けられていました。

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それぞれのテーマによって表現が異なり、こだわりがありました。
作り手側と受け取る側の美の感覚はそれぞれ違って当たり前で、それでいいのだという事をまとめて訴えているように感じました。

 

次にトレンドカラー

メインに打ち出していたのが、イエローとゴールドの組み合わせでとにかくきらびやか。

 

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それからミントブルーとブルー。
さっきとは正反対で夏らしく爽やかで涼しげ。

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ぜひ今年の夏から先取りでトレンドカラーをファッションに取り入れてはいかがでしょうか?

 

 

夏でも不愉快なく着る事ができるサマーニットはたくさんありますよね。
そんな中でもトレンドヤーンをご紹介します。

一番多くピックアップされていたのが、麻やシルク × 綿やカシミヤの混率もの

その他にはフェザーやファンシー、綿や紙を使用したテープヤーン

ブライトヤーンの光沢があるもの

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私が気になった編み地はブークレファンシー素材を交編して立体的にみせたもの

 

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フリルプリーツ等の装飾もたくさんありました。

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コーディネートでは、の組み合わせをしたタッキースタイル
肩出しやへそ出しなどのセクシースタイルなど、夏に向けた明るいスタイルが主でした。

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今回の展示会で感じたことは、とにかく派手でセクシーがトレンド。
ファッションはとことん自由に、楽しんで個性を表現するものですね!
次回の展示会は6月のPittiです。

お楽しみに!

2018SS Pitti Immagine Filati ~編み地編~

2018SS Pitti Immagine Filati ~編み地編~

最終回の今回は~編み地編~として、Pitti Immagine Filatiをレポートいたします!

 

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◎立体的なアニマル柄

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アニマル1

アニマル3

アニマル2

 

定番のアニマル柄は、編み地を変えたり、番手や質感の異なる糸を

使用したりすることでより立体的に表現したものに注目。

太めのリリーヤーン、マットなコイルヤーン、ブークレなどがおすすめです。

 

 

 

◎レース調

 

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レース2

レース4

レース3

 

ファインゲージのジャカードで、まるでレースのような繊細な編み地を表現。

光沢とハリの出るシルクやナイロン混に適しています。

 

 

◎60’s RETRO

レトロ1

レトロ2

レトロ3

レトロ4

 

1960年代を彷彿させるポップな配色、レトロな柄にも注目。
ラメ糸を合わせることでより一層レトロな雰囲気を演出できます。

 

 

◎穴開き

穴あき1

穴あき2

穴あき4

穴あき3

 

 

透かし、というよりも“穴あき”感の強い編み地。

穴からインナーを見せることでまた違った印象を楽しめます。

 

 

◎プリントニット

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プリント3

プリント4

 

 

 

編地とは違いますが、編みでは表現しきれない繊細さやアート感が特徴的な

プリント加工のニットが増加。

リブや透かし編み、地柄の上にプリントを施せば、カットソーとは異なる

ニット特有の雰囲気を残すことができます。

 

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・・・と、以上が2018SS Pitti Immagine Filatiのトレンド傾向となりますが

SNSが発達した近年、すでに今年の春夏から取り入れられているトレンドもでてきています。

 

2018SSは一体どんなニットたちが生活を賑わせるのでしょうか。

三和ジャパンの2018SSニットにも是非ご期待ください!

2018SS Pitti Immagine Filati ~素材・糸の種類編~

2018SS Pitti Immagine Filati ~素材・糸の種類編~

前回の~テーマ・カラー編~に続きまして、今回は~素材・糸の種類編~ということで

Pitti Immagine Filatiをレポートします!

 

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素材でまず多く見られたのは 綿カシミヤ です。

 

昨年あたりから『シーズンレス』や『フォーシーズンズ』を謳った通年素材として

春夏素材と秋冬素材をMIXしたものが目立っていますが、綿カシミヤはその代表とも言えるのではないでしょうか?

その他にもリネンアルパカ、綿ウールといったMIX素材がありました。

 

シルク の引き合いも非常に多かったように思います。

シルクの光沢感を活かせる16~18GG向けの糸が主流でしたが、コストを抑えつつもシルクの良さを残したシルクレーヨンなども魅力的ですね。

 

日本でよく見られる抄繊糸(和紙を使用した糸)や、春夏向けのモヘヤもヨーロッパでは注目されているようです。

 

また、秋冬素材とのMIXとは別に 綿絡みのファンシーヤーン も種類が豊富になっていました。

ファンシーヤーンと言えば、形状や配色、風合いなどに個性があり、どの糸も魅力的ですが

2018SSは特にこのような糸たちに注目です。

 

・コードヤーン、チューブヤーン、コイルヤーンなどのつるんとした形状の糸

コイル

チューブ

 

・フェザーヤーン、ブークレ、スラリットヤーンなどの、毛足の長さやヒゲ感が特徴的な糸

シャギー

スラリット

 

また、ファンシーヤーンに限らず

・レーヨン混ダル糸などのマットな質感の糸

・カットソー生地のような超ファインゲージ向けの細番手糸

などにも是非注目してみてください。

 

次回は~編み地編~をご報告します。お楽しみに。

2018SS Pitti Immagine Filati ~テーマ・カラー編~

2018SS Pitti Immagine Filati ~テーマ・カラー編~

こんにちは!

 

今回は、1月25日~1月27日にイタリアはフィレンツェで行われたニット糸の展示会

『Pitti Immagine Filati』のご報告~テーマ・カラー編~です。

 

80回目の今回は、2018SSに向けてのプレゼンテーション。

まだまだ寒さが残り、ようやく2017年の春がやってくるというこの時期。

一体1年先の春夏トレンドはどのようになっているのでしょうか!?

 

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まずはテーマ。

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今回は『PITTI DANCE OFF』。

個々の感情やエネルギーを体全身を使って自由に表現する、という点が

ファッションにもダンスにも共通していますよね。

 

あなたはどんな服をどのように着ますか?

そしてあなたはどんな音楽でどんな風に踊りますか?

そんなPittiからの問いかけが今回のテーマに込められています。

 

 

続いてトレンドの鍵となるテーマカラー。

2018SSは『PASSENGER』をカラーのメインテーマに掲げ

9つのサブテーマからイメージされるカラーを提案していました。

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ぱっと見て、どんな印象を受けますか?

私はこのように感じました。

 

①ベージュやブラウン、カーキといったアースカラーが多く登場。

代わりに定番のベーシックカラーである色味のないグレーは登場していません。

 

②春らしいパステルカラーは花びらのような自然に近い色に。

グリーン系のカラーが充実している点も、どことなく自然を感じさせますよね。

 

③自然とは相反するイメージのスポーティなネオンカラーやビビットカラーがアクセントに。

 

テーマごとに色が並べられていることで『この色なれが新鮮だなー』とか『この配色おしゃれかも!』といった発見もありますよね。

世間が保守的なファッションに飽きてきた今日この頃。

2018SSはより一層『新しい!!』と思わせる色使いを提案したいと思います。

 

次回は~素材・糸の種類編~をご報告します。お楽しみに。

2017AW 上海スピンエキスポ

2017AW 上海スピンエキスポ

2016.8.30~9.1まで上海スピンエキスポに行ってきました。

 

ANIMAL MIMICRY(動物の模倣)
INSECTS&INVERTEBRATES(昆虫と無脊椎動物)
PLANTS&ALGEAS(植物と海藻)
EARTHSCAPES&SKIES(宇宙からの地球と空の風景)
MOLECULAR DIMENSION(分子空間)

の5つのテーマに分けてトレンドが紹介されています。

 

今回注目したのはANIMAL MIMICRY(動物の模倣)でPICK UPされていたのはこちらです。

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フェイクファーに見えますが、
糸を編んでこのような見え方になります。

弊社でもこういった目新しいトレンド素材を取り入れて企画していきます。

タイトルの通りですが、来年は獣毛混が注目されています!

その中でも特にカシミヤが取り上げられていました。
去年は、世界的にカシミヤの売れ行きはよくありませんでしたが
その反動からか、今年はカシミヤを要望する声が多く上がっています。
引き続き、来年もカシミヤは注目すべき素材です。

 

展示会場を見渡すと、ノースリーブワンピ-スが目につきました。

ワンピースは今年も注目されていましたよね。
継続としてニットワンピースもトレンドのひとつとして憶えておきたいアイテムです。

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9月に入ってからも、日本は最高気温が30℃を超えるなど
ニットを着る時期はまだまだ先のようです。

 

早く秋の訪れが来ないかと心待ちにしています。

2017AW Pitti Immagine Filati

2017AW Pitti Immagine Filati

2016年6月29日~7月1日にかけてイタリア、フィレンツェで行われた
第79回 Pitti Immagine Filatiに行ってきました。

 

トレンドカラーは青系の色味が多いです。
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「h24」をテーマに、1日を24色で表現しています。

 

ヨーロッパも去年の暖冬が大きく影響しており
「シーズンレス」
「フォーシーズンズ」
「オールシーズンズ」
などの通年素材をうたうキーワードが2017SSから引き続き聞かれました。
中でも圧倒的に多かったのが、綿混!
綿の流れも2017SSの展示会に引き続きです。

 

糸の形状として目立ったのは、ネップやツイード調などのシャネルスーツを彷彿させる糸でした。

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展示してあるニットでは
ざっくり編まれたケーブルや、凹凸感のある地など、ニットらしいものが目につきました。

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次回は8月の上海SPIN EXPOです。

2017SS 上海スピンエキスポ

2017SS 上海スピンエキスポ

2016年3月1日~3日にかけて上海スピンエキスポに行ってきました。

 

糸の展示会としては世界最大規模で、イタリアpittiの約1ヵ月後に行われます。
今回は5つのテーマが挙げられていました。

1.Segmented Whites
ただの白ではなく、チョークグレーやクリーミーピンクなどの
淡いトーンの色と組み合わせることで上品で優しい見え方に。
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2.Candy Crush
キャンディーBOXをひっくり返したような、カラフルで楽しい色の組み合わせがテーマ。
90年代ファッションも彷彿させ、夏のエネルギッシュなスタイルが一際目を引きます。
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3.Brocade
フィラメント糸やラメ糸を用いて錦織のような煌びやかな表現に。
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4.Cuba & Marine
ただのマリンスタイルではなく、トロピカルなキューバのエッセンスを加えて情熱的に。
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5.Martial Arts
剣道や武道からインスピレーションを受け、ユーティリティも兼ね備えてたテーマに。
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ブースを回っていて、pittiから引き続き目立ったのはフリンジ使い。
90年代ファッションやトライバルの流れがあるので、益々勢いが出そう!

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また2015AWの勢いそのままに、ニットベストの提案も多く見られました。

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次回は6月のPittiです。

2017SS Pitti Immagine Filati

2017SS Pitti Immagine Filati

2016年1月27日~29日にかけてイタリア、フィレンツェで行われた
第78回 Pitti Immagine Filatiに行ってきました。

 

世界的な暖冬の影響か、今年のテーマは「シーズンレス」!
春夏素材と秋冬素材をミックスして、端境期を中心に通年売り出せる素材を各メーカーが提案していました。

 

 

トレンドカラーはズバリ!オレンジ!!

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全体的に少しくすみのかかったオレンジが多く見られました。

 

 

糸の形状としてはシーズンレス、きれいめ志向の流れから
ストレート糸× ファインゲージ(特に16~18GG の超ファイン)の流れが引き続きありますが
その一方でファンシーヤーンを中心にミドル~ コースゲージ向けの提案も目立ちました。

特に注目するべきはテープヤーン!!
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ラッセルテープ、綿テープ、スラリットヤーン等、素材、形状、番手は様々です。

 

その他ヒゲ、ヘアー調など毛足のあるファンシーヤーン、ノットヤーン、コイルヤーン、ロングピッチスラブなども注目です。

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他にも光沢のあるブライトタイプの人気が高く、シャリ味よりは柔らかさ重視の傾向が強くなっています。

 

 

展示してあるニットでは、フリンジ使いが目につきました。
使い方次第では、ミセスの商品にも落とし込めそうです。

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次回は3月のSPIN EXPOです。

2016AW 上海SPINエキスポ

2016AW 上海SPINエキスポ

2016AW 上海 スピンエキスポに9月1~3日にかけて行ってきました。

 

トレンドカラーについて。

全体にダーク、くすみを加えたカラーが目立ちます。

ニュートラルカラーでは、ブラックに青みを少し加えたような色味をしていたり、

ホワイトにグレーを加えた複雑なカラーです。

ケミカルグリーン、インキ―ブルーもトレンドカラーに含まれます。

 

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いきなりですが、来年はリオデジャネイロオリンピックですよね。

オリンピックのある年は明るいカラーが流行るという説がありますがどちらに転ぶでしょう?

 

トレンドヤーンについて。

今年は獣毛混が来る!と言われていましたが、来年もトレンドのようです。

来季の場合は毛足の長い糸がトレンドしてあげられているので、獣毛混ではモヘヤですね。

獣毛混以外だと、モールやフェザーヤーンです。

今年も部分使いのモールやフェザーが多いように感じます。

 

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普段では巡り合えないような、素材やニットの仕様が数多くありました。

ジャカード、編み柄、配色もの・・・etc

ここ近年は新鮮さとオリジナリティーさを求められています。

ニットは糸だけではなく編み地によって、見え方が大きく変わるので

糸をどう生かすか、デザイナーの腕の見せ所です!

 

以上。

2016AW Pitti Immagine Filati

2016AW Pitti Immagine Filati

2015年7月1日~3日にかけてイタリア、フィレンツェで行われた

第77回 Pitti Immagine Filatiに行ってきました。

 

去年同様、各社獣毛混の提案が目立ちました。

なかには他社と差別化をはかるため、ヤク、キャメル、リャマなどの変わり種も。

 

カラー傾向は暖色系が多めで、ドライフラワーのように乾き、くすみのある色が打ち出されていました。
墨黒、青みのグレーなどをテーマカラーとするメーカーもあり、全体的に落ち着いた印象です。

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今回糸の形状として目立った打ち出しは、軽さ!

リリーヤーン、エアーヤーン、ソフリー、中空糸など、暖かさと軽さ、膨らみを重要視した糸が非常に多く見られました。

圧縮をかけフェルト状にする未防縮ウールなどのは、コーディガンなどに使えそうです。

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編地としては、展示会ということもあり凹凸感があったり光沢があったりと、意匠性の高い、目を引くデザインが多くみられました。

膨れジャカード、多素材使い、配色、装飾品使い、透かし柄との合わせなど、感性豊かな表現力にたくさん刺激を受けました!!

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おわり。

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