前回の~テーマ・カラー編~に続きまして、今回は~素材・糸の種類編~ということで
Pitti Immagine Filatiをレポートします!
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素材でまず多く見られたのは 綿カシミヤ です。
昨年あたりから『シーズンレス』や『フォーシーズンズ』を謳った通年素材として
春夏素材と秋冬素材をMIXしたものが目立っていますが、綿カシミヤはその代表とも言えるのではないでしょうか?
その他にもリネンアルパカ、綿ウールといったMIX素材がありました。
シルク の引き合いも非常に多かったように思います。
シルクの光沢感を活かせる16~18GG向けの糸が主流でしたが、コストを抑えつつもシルクの良さを残したシルクレーヨンなども魅力的ですね。
日本でよく見られる抄繊糸(和紙を使用した糸)や、春夏向けのモヘヤもヨーロッパでは注目されているようです。
また、秋冬素材とのMIXとは別に 綿絡みのファンシーヤーン も種類が豊富になっていました。
ファンシーヤーンと言えば、形状や配色、風合いなどに個性があり、どの糸も魅力的ですが
2018SSは特にこのような糸たちに注目です。
・コードヤーン、チューブヤーン、コイルヤーンなどのつるんとした形状の糸
・フェザーヤーン、ブークレ、スラリットヤーンなどの、毛足の長さやヒゲ感が特徴的な糸
また、ファンシーヤーンに限らず
・レーヨン混ダル糸などのマットな質感の糸
・カットソー生地のような超ファインゲージ向けの細番手糸
などにも是非注目してみてください。
次回は~編み地編~をご報告します。お楽しみに。