2018.03 バングラデシュ出張

2018.03 バングラデシュ出張

2018年3月
バングラデシュ出張に行ってきました。

 

2018年秋冬の企画に追われ、気付けば前回の出張から早3ヶ月。

バングラデシュ生産を強化する日本のアパレルメーカー数も益々増え

工場のキャパシティはあっという間に埋まっていました。

 

新興国で生産する以上、納期を始めとする様々な問題が必ずついて回りますが(新興国でなくてもありますが)

それらをしっかりと解決できるようもっとこまめに訪問、視察しなければと改めて実感した出張でした。

 

 

 

という前置きがありながらも、今回の記事は工場視察の内容ではありません。

ようやく、ついに、ダッカ事務所内のご紹介をしたいと思います。

それではどうぞ御覧ください。

 

 

 

 

まず玄関を入ってすぐ右手にあるのが商談室。

8人掛けのテーブルがあり、広々としたスペースです。

小さな冷蔵庫を置き、冷えた飲み物を完備しているため暑い時期も快適に商談ができます。

 

バングラデシュの交通事情は未だに発展が乏しく、常に交通渋滞が当たり前です。

1軒の工場へ行くにも片道で1~2時間はかかるため、一日に回れる工場は2~3軒と限られています。

夕方の帰宅ラッシュにはまれば、17時に工場を出発し22時に帰宅なんてこともあるため

事務所が出来る前はとても苦しいスケジュールをこなしていました。

 

しかしこの商談スペースが出来た今、夕方以降は工場を事務所に呼んで商談するなど

効率的に時間が使えるようになりました。

 

 

そして商談室のすぐ隣にはスタッフ用の事務スペース。

4人分のデスクと、複合機が設置されています。

今はスタッフが殆ど一日中工場周りをしているため活用しきれていませんが

徐々にキープサンプルや仕様書類などを保管できるスペースにしていく予定です。

 

 

 

事務スペース隣の大きな扉を空けると待合室。

といっても8畳程のスペースに椅子が置いてあるシンプルなスペースです。

 

 

なお商談室にはニューサムライウォーターという名のウォーターサーバーが置いてあります。

バングラデシュに住む日本人の間ではとても有名かつ信頼性の高いお水です。

日本とは違い水道水を飲むことはできませんので。

 

 

 

待合室を抜けるとそこから先は住居スペースになります。

ここはダイニングルーム。

取引先様を呼んで会食することが多く、夜は特に賑やかなスペースです。

 

 

 

ちなみに毎回の食事はこのキッチンで作ります。

日本からも食材をたくさん持ち込んで、和・洋・中いろいろな料理を作ります。

この写真は夕食の後に撮影したため、少々お見苦しいですが・・・

揚げ物パーティーのなごりで揚げ物鍋がありますね。

出張中、唯一の楽しみといっても過言ではない食事をつくる、とても大切なスペースです。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回の写真にはありませんが、以前の記事でご紹介したとおり、宿泊スペース、シャワールームもあります。

これからも多くの取引先様に来ていただけるよう、バングラデシュ生産に尽力していきたいと思います。

 

 

最後に、トップ画像のスイカは今がシーズンだそうです。

今回は食べ損ねてしまいました。残念。

 

それでは次回の出張レポートもお楽しみに。

YUTENG・珠海 原毛工場

YUTENG・珠海 原毛工場

03/15に河北省のYUTENGというカシミヤの原毛工場視察に行きました。

工場長に案内してもらい、2015年に設立されたばかりでとても綺麗な工場でした。

 

原料のストック場所です。

これからどんどん原料が搬送されていっぱいになります。

 

原料はろ過装置で仕分けされ、洗いにかけられます。

 

ブラックヘアを取り除く機械です。

これは北京の技術で80%の確率で取れるようです。手作業でしか成し得なかった工程が機械でも出来るようになるのはまさに革新的ですね。

 

 

 

次の日に珠海の紡績工場に行きました。

先ずは、染色場(TOP)へ!

此処は原料を染める場所で、蒸し蒸ししててとても暑かったです。

 

 

ワタを均一にして機械(日本製)でかく工程を4回繰り返し精度を増していく。

 

 

糸の原型になったらコーンに巻く工程。

 

 

紡績ができたら単糸や双糸巻き。

 

 

そしてうわ撚りで撚糸したら大まかな工程は終了です。

 

 

今回弾丸出張で原毛工場などを廻りましたが、紡績の工程を見られる貴重な体験が出来てとても勉強になりました!

これからもニットに携わる身として、生産工程をより深く知り、

仕事に活かせるように日々精進していきたいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

ではまた今度の掲載まで・・・★

 

 

2019SS 上海SPIN EXPO

2019SS 上海SPIN EXPO

3/13~3/15まで開催された上海SPIN EXPOに行って参りました!

今回で二回目の参加です。

初日より二日目の方が人が多く賑わっていました。

 

今回のテーマは・・・・

①RADIANCE  輝き

②IKEBANA

③MAHOGANY  植物

④GEODESIC  測地線の

⑤STRELITZIA  単子葉植物

で、それぞれ糸やスタイルで表現されていました。

 

 

 

 

最も多かったカラーがピンクとパープルでした。

ピンクのトーンはオーキッドピンクやピーチピンクくらいまでの薄いカラーに、ライラックやラベンダー辺りのパープルです。

 

 

 

 

次に多かったのはカーキとパステルイエロー

春夏らしい爽やかなカラーバリエーションで、単純単色ではなくブレンドされた斬新なカラーばかりでした。

 

続いてトレンドヤーンは・・・

ラメやスパンコールが付いたもの、チュール素材や綿のペーパーヤーン

小さいループものにポップコーンヤーンです。

どれも見映えする、着用すると明るい気分になれる糸ばかりだと思いました!

 

最後にテキスタイルです。

断然、涼し気な透かし柄が多かったです。

 

あとは暖色にパステルカラーがプラスされたマルチボーダー

ラメのインターシャニット。

 

これから春物のショッピングが楽しみですね!

これを読んで頂いた方が参考にしていただければ冥利に尽きます?

 

 

 

続いては原毛工場視察についてアップするので、

ぜひそちらも閲覧してください~